盛大な誕生パーティー

ブラジルの家庭では、子どもの誕生日(ANIVERSARIO)を盛大に祝う。
特に15歳になったときは日本での成人式に該当し、大人の仲間入り(DEBUTANTE)ということで、
家族だけでなく、両親・兄弟一家・その他の親戚、それに親しい友人までもが集まっての大パーティーとなる。
また会社でも、仲間から誕生日を祝ってもらおうと本人がケーキを持っていき、皆さんにふるまうところもある。
こんな習慣を知らない私、出向先の長が私の誕生日を調べて、こっそり大きなケーキを準備してくれていたことがあった。
しかも、それを私に悟らせまいと、打ち合わせがしたいので彼の部屋に来てほしいと呼ばれた。
そして彼の部屋で雑談をしているうちに、他のメンバーが会場を準備してくれていたようである。
しばらくすると部屋を移ろうと言われ、移ってみると、既に大勢の仲間が集まっていて、
盛大な誕生パーティー(FESTA DE ANIVERSARIO)となった。
自分が主役となって、こんなに大勢の人から祝福されたのは、結婚式以来初めてのことだった。
感激もひとしおである。ブラジル人が行う、相手に喜んでもらうための演出の仕方については、学ぶところが多いと感じた。
-----    株式会社文芸社発行・桑嶋周次さん著【VIVA O BRASIL アミーゴからの贈り物】より抜粋
桑嶋さんプロフィール
1950年香川県生まれ。 新日本製鐵株式会社で海外技術協力業務に従事。 渡航した国は約30か国に及ぶ。 特にブラジルには26回超と、ブラジル通を自負する。 2010年に同社を退職し、趣味のテニス、園芸、茶の湯(表千家)、英語・ポルトガル語学習や、 ボランティア活動に忙しい毎日を送る。 君津市国際交流協会役員、太陽の友達の会会員、大江戸骨董市ガイドなどを務める。

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