財布の紐を握るのは?

我々団塊世代以前の既婚日本人男性は、仕事でたまったストレスを発散するため、給料やボーナスでお金が入ると、あまり後先のことを考えず使ってしまう人が多かったように思う。

一方、奥さんは家に居て、夫が汗水たらして稼いだお金を無駄に使わないよう管理(節約)した。これは結婚するとき、一般的に男性のほうが女性より年上で、かつ女性のほうが長生きであることから、女性のしたたかな計算が働いてのこともあったかも

しれない。

だが最近の日本では、男女ともに結婚年齢が高くなり、共働き夫婦が当たり前になってきた。街で見かけるどの女性も綺麗に化粧をして着飾り、高級ブランド品を身につけており、様相は変わってきてしまった。

一方、ブラジル人は1年間稼いだお金をカーニバルで使い果たしてしまうとよく言われる。

また、女性にお金を渡すと、すぐに無くなってしまうとも言われる。確かにパーティーなどで見かける女性たちが身に着けているものは、豪華できらびやかである。

日常でも、ショッピングモールにはアクセサリーや衣類の店が多く、女性であふれている。

このような女性たちに財布を握られると、その結末は明らかであろう。
日本人は将来の不安にそなえ貯金をするが、今までに何度も大きな貨幣価値の変動を経験してきたブラジル人は、先のことより現在をいかに楽しむかを大切にするのであろう。
いくらお金を貯金していても、死んでしまっては元も子もないわけで、どちらかを選択するかは本人次第であるが、やり直しがきかないので、大きな賭けである。

株式会社文芸社発行・桑嶋周次さん著【VIVAOBRASILアミーゴからの贈り物】より抜粋

桑嶋さんプロフィール
1950年香川県生まれ。
新日本製鐵株式会社で海外技術協力業務に従事。
渡航した国は約30か国に及ぶ。
特にブラジルには26回超と、ブラジル通を自負する。
2010年に同社を退職し、趣味のテニス、園芸、茶の湯(表千家)、英語・ポルトガル語学習や、
ボランティア活動に忙しい毎日を送る。
君津市国際交流協会役員、太陽の友達の会会員、大江戸骨董市ガイドなどを務める。

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